1,基本からの学び
2,友人との共同スタート
3,海外研修と出会い
4,資材屋と造花の勉強
5,センスとインスピレーションの育み方
6,ずっと続けることの力
7,結び
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1,基本からの学び
花仕事を続ける中で、
どのように成長したのか
考えてみました。
まず、基本を習うのは当然です。
私は、フラワーアレンジメントの師範科、2級、1級と、
通常なら毎週通っても6年ほどかかるものを
ギュッと集中して1年で習得しました。
1日に何パターンも作るのです。
初めは大作アレンジ、花束、
アレンジメント、ブーケ、コサージュといった具合に
大きいものを作っては壊して
最後は花首だけになります。
それぞれに筆記試験があるのですが、
これがまた難しい。
6年かかるものを1年に短縮して身につくのか?
と思われるかも知れませんが、
絶えずお花に触れている上に
フローリストのアルバイトもあるわけです。
しかも若かった。
グングンと身につきました。
その中で、池坊の師範資格も獲得。
これも、同じく集中講座。池坊については、
高校生の時から習っていたので理解が早かったです。
2,友人との共同スタート
仕事を始めるにあたって、
学生の時の同級生を誘いました。
高校生の頃に一緒に池坊の
生花を習っていた友人です。
生花って、数少ない花材で生けますが、
彼女のお花って、
すごく勢いがあってダイナミックで好きでした。
そこで、私がまだ小田急ハルクでの
アルバイトをしながらお花の学生だった頃から、
彼女に師範科からのレッスンをしたのです。
流石に、吸収も理解も早い!
その上、私にとってもこれはすごくよかった!
必死でテストを受かるために勉強してきたんですが、
それをすぐに人に教えるということは、
なんと私の身につくことなんでしょう。
これ、なんの習い事でも同じだと思います。
ぜひ、習ったものを人に教えてください。
そして、彼女は無事に試験にも受かりました。
後々にShopをOPENして
フラワーアレンジメント教室を開催し始めた頃には、
彼女に講師をお願いしました。
それはそれは、生徒さんたちに好かれる、
素敵な先生になりましたよ。
3,海外研修と出会い
仕事を始めてからも、
海外研修には参加していました。
でも、段々と来日してデモンストレーションを行う
海外のデザイナーに出会う機会が多くなって、
ちょこちょこと色々なところに出かけて、
花に囲まれて夢を見るような空間も味わってきました。
特に印象的なのは、ベルギーのフラワーデザイナーである
ダニエル・オストさん。
ダニエル・オスト(英: Daniël Ost、1955年5月8日 – )は、ベルギーのシント・ニクラース出身のフラワーアーティスト、花の芸術家。花の建築家の異名を持つ。
数々の権威あるフラワーデザインの競技会で賞を獲得し、ベルギー王室の装飾をはじめ、万国博覧会(エキスポ)での装飾などを数多く手がける。大胆さと繊細さを併せ持ち、西洋と東洋の美の双方を上手く調和させる技法と独特の感性が世界各国で高く評価され、特に日本、台湾などにおいて絶大な人気を博している。そのため、近年は日本での活動が多い。
私の知っているフラワーアレンジメントではないです。
私の考え空間デザインどこではありません。
この繰り返し繰り返しは、
タイに行った時に見たデザインと似ているような気もしますが、
やはり全く違います。
4,資材屋と造花の勉強
それから、資材屋さん通いも良い訓練になります。
ビッグサイトで行われるギフトショー、
みなさんそうでしょうけれど、
色々な資材を見て回るだけで
ワクワクが止まりません。
初めの頃は、どんどんとカタログを
もらってくるからスーツケースが
いっぱいになりました。
オルエローズもカタログで溢れます。
今では、ほとんどがネットで見られるので
全くカタログはもらいません。。。よかった。
それから、
代表的なのは東京堂と横浜ディスプレイミュージアム。
あとは、河童橋でエトワール海渡だったり、
小さなお店を色々と回る。
劇的に安かったりして、これもとても楽しい。
それから、造花も勉強しました。
造花については、
新宿のフローリストでアルバイトをしていた
仲間が就職した先で
手伝って欲しいと言われてお手伝いに行きました。
「エミリオ・ロバ」です。
花の彫刻家、エミリオ・ロバ。エミリオ・ロバはイタリア人アーティストの家庭に生まれ、パリのボザールアートスクールで学んだのち花の世界で美を追究、情熱を注いできました。あるときの蘭との出会いがロバのインスピレーションをより開花させ、パリ国立自然博物館における蘭のデコレーションがファッションデザイナーピエール・カルダンの目に留まり実現したマキシム・ド・パリでの出店や、フランス大統領専用機の装飾を通じて『花の彫刻家』と称されるようになりました。今日では胡蝶蘭がロバを代表するエンブレムとなっています。