花屋としての毎日は、
本当に多忙で予期せぬ出来事がたくさん起こります。
そんな日々の中で、失敗も数え切れないほど
経験してきました。

失敗を通じて学び、成長したのか?

とりあえず、今があります。
今回は、そんな失敗談の一部をご紹介します。

また、言いますが本当は書きたくない。笑

これは、田園調布で営業していた頃の
まだ私の花人生の前半での出来事です。

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1、忘れ物

2、ブーケの間違い

3、渋滞とその対応

4、車と交通事故

5、花キューピットの挑戦

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1、忘れ物

ある日、レストランウェディング会場での
準備が大詰めを迎えた時のことです。

私たちはレストランのスタッフルームで
最後のワイヤリングの準備をしていました。

新婦の頭に乗せるフラワーリングを
仕上げるための最終段階に入った時、
大変なことに気づきました。

なんと、フラワーリングの土台を忘れてしまったのです!

普通のワイヤーは沢山
持っていましたが何本ワイヤーを
くっつけてもゆるゆるで、
形が全く決まりません。

焦りと緊張が一気に押し寄せてきました。
新婦が待っている、
この大事な瞬間に、
どうしようもない状態。

周りを見渡しても、解決策が見つからず、
心の中でパニック状態に。

そこで、ふと目に入ったのが
クリーニング店のワイヤーハンガーでした。

「これならどうだろう?」

と試してみることにしました。

ワイヤーハンガーをばらして
使うというアイディアは、

今まで一度も考えたことがなかったのですが、
これが思いのほかうまくいきました。

ワイヤーハンガーは非常に硬くて丈夫で、
しっかりとしたフラワーリングの
土台を作ることができたのです。

もし、あの時クリーニングワイヤーハンガーを
見つけなかったら、
どれだけ大変なことになっていたかと思うと、
今でも背筋が寒くなります。

また、このような忘れ物を防ぐために、
必要な道具リストを作成し、
二重三重にチェックする習慣を身につけました。

その後は逆に、わざわざワイヤーハンガーを
元から土台に使うこともありました。

失敗は確かに痛いものですが、
その経験から得た教訓は意外にもありますね。

2、ブーケの間違い

ウェディングは人生の中でも特別な一日。
そんな重要な日に、ブーケのトラブルが起こったら、
それはもう大変なことです。

あるウェディング当日のこと、
私はお客様のもとにブーケをお届けに行きました。

白いお花で丁寧に仕上げたブーケを手渡した瞬間、
お客様の顔が険しくなりました。

「黄色いお花は入れないでくださいと言ったじゃないですか!」
とお怒りです。

一瞬、何が起こったのか理解できませんでした。

確かに、ブーケは白いお花で作られているはず。

でも、よく見ると、花粉部分が黄色く見えてしまうお花が
いくつか混じっていたのです。

お客様には、黄色には何か特別な思い出があったのかもしれません。

急いで新しいブーケを作り直さなければなりませんでした。

その場でお詫びをしつつ、

迅速に対応しました。

結局、予定時間内に無事に新しいブーケをお届けでき、
お客様にも喜んでいただけました。

この経験を通じて学んだのは、
事前に細部まで確認することです。

また、お客様のニーズに迅速かつ丁寧に対応することが、
信頼を築く上で欠かせないことを再認識。

3、渋滞とその対応

ウェディングの花飾りの設置は、
時間との戦いです。

ある日、練馬の光が丘でのイベントに向かう途中、
想像もできないほどの大渋滞に巻き込まれてしまいました。

通常なら1時間ほどで到着するはずが、
その日は5時間近くも!!!
焦りと不安が募る中、
設置時間が迫っていることに気付く。

車内には私を含め3人のスタッフが乗っており、

荷台にはたくさんのヘリウム風船がありました。

設置が間に合わないと判断し、
車内で風船を膨らませることに。

ヘリウムガスを使って
次々と風船を膨らませる中、
焦っているせいか風船が
割れる音が響き渡ります。

車は風船でいっぱいになり、
まるでバルーンショップのような状態。

光が丘に到着した瞬間、
風船を両手に抱えたまま
会場へと走り出しました。
周りの人々の驚きの目をよそに、

無事に設置を完了させることができました。
まさに奇跡的なタイミングで間に合い、
イベントは成功!

柔軟な対応力とチームワークのおかげですね。

4、車と交通事故

花屋として、多くのスタッフを抱え、
日々の業務をこなす中で、
車のトラブルは避けられない問題です。

スタッフは当然、運転も担当しており、
大分、ぶつけたり擦ったり!

そのため車の修理工場のおじさんとは
すっかり仲良しになってしまいました。

一台は、中古車を使用していたため、
故障も頻繁に起こり、
田園調布の修理工場から
横浜にいるスタッフを助けに行ってくれた
こともあります。
なんとクリスマスイブの日。

印象深いのは、他人の駐車場に車を
停めてしまった事件です。

ポワーンとしたスタッフって
どこまでも、ポワーンとしてます。笑

ある日、スタッフと一緒に
我が家で夕食を楽しんでいた時、
突然警察から電話が入りました。

なんと、うちの車が他の駐車場に停められていて、
そこの持ち主が車を止められないとカンカンに
怒っているというのです。

驚いて、車を止めてきた
スタッフと共に駐車場に向かうと、
確かに駐車場の形は似ているものの、

まったく違う場所に停めてありました。
翌朝、持ち主の方にお詫びに伺いましたが、
本当に頭が上がりませんでした。

しかし、最も心が痛んだのは、
小学生を巻き込んだ交通事故。

ある日、スタッフから
「落ち着いて聞いてください」

と電話がありました。
オルエローズから徒歩2分の場所で、
小学生が飛び出してきて
はねてしまったのです。

すぐに現場に駆けつけると、
すでに警察が到着しており、
幸い大事には至りませんでしたが、

何度もお詫びに伺いました。
この出来事は本当に申し訳なく、
嫌な思い出として今でも心に残っています

5、花キューピットの挑戦

花キューピットは、
一時期とても流行っていたんです。

オルエローズも会員になり、
注文が殺到する繁忙期を
迎えることがありました。

特に母の日は、ウェディングと重なるため、
大変なことになります。
このような状況では、
卒業生に手伝ってもらうことも
多々ありました。

配達に関しても、
問題が発生することがあります。

母の日のエピソードでは、
注文を受けた花をお届けしようとすると、
どうしてもご不在が続く
お客様がいらっしゃいました。

数日後、そのお届け先から電話があり、

「普段、そんなことをしない
息子が私に花を送ったのに届かないんです」

と言われました。

お名前を確認すると、
ずっとご不在だった方でした。

不思議な感じで、お花を作り直して
私が直接お届けに伺うと、

道を挟んで向かい合わせに
同じ苗字のお宅があるじゃありませんか!!
どうやら慣れない卒業生が
配達を間違えてしまったようです。

お詫びを申し上げると、
お客様は
「息子がいつもと違うことするからよ。
それにしても、向かいの家も
言ってくれればよかったのにねえ」

と笑顔で話してくれました。

それでも母の日に間に合わなかったことは
本当に申し訳なかったです。

このような失敗から学んだのは、
確認作業の重要性です。

繁忙期には特に注意が必要で、
配達先の確認やダブルチェックを
徹底するようになりました。

*現在は、花キューピットの
お取り扱いはありません。

ちなみに、男性スタッフが結婚することになり
みんなでお祝いムードだった時に

この、母の日当日が結婚式だと
みんなが気づいた時、
批難の嵐!

「・・・そんな、俺も気づかなかったし
みんなも初め、気づかずに喜んでくれていたのに。。。」
なんていうこともありました。

職場からは、別の男性スタッフが
一人のみで参列することになって
無事に彼らの結婚式は行われました。笑


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もうね、お花を綺麗に作る。
それだけがお仕事じゃないんです。

こんなに、色々なことが起こります。

私は、いつもいつも、怒っている日々でした。

まだまだ、書ききれませんよ。
この失敗談書くのって本当に嫌だわ。

でもね、救われるのが卒業して独立したスタッフ 全員が、

「やめてわかりました。 よく、やってましたよねえ。
今となったら、考えられない すごい!」

っていうのです。そんなものですかね。
もちろん、幸せが上回ったからやってきたのだと思いますが。

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