パーティー会場のフラワー装飾
手順を書いています。

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1、会場下見と打ち合わせ
2、装飾の提案とお見積り
3、内容決定
4、(手順からちょっと余談)教会での式のあげ方
5、花・資材の発注
6、装飾の人材確保

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前回はここまで→⚫️

前回までは、
担当者が
色々と、机上で手配を
しました。

ここからは、担当者が
リーダーとなって

手腕を発揮。

随分と目まぐるしい
1週間の始まり。

この手順の忙しさが終わって
ほっとする間はそうそうありません。

今回の設定は、土曜日ですから
翌日のパーティー準備も
同時に進めています。

掛け持ちもありますし、

また、その後のウエディングの
お打ち合わせは、

クライアントのお仕事終わりの
夜か土日になるものですから。

では、目まぐるしい1週間を
ご覧ください。

今回はここから

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7. 配達車の手配

8. パーティー6日前の月曜:オアシスセット&グリーン仕入れ

9. パーティー5日前:カバーグリーン

10. 水曜日:持ちの良い花の仕入れと水揚げ

11. 金曜日:全ての花材の仕入れと水揚げ

12. アレンジメント作成

13. ワイヤリングと水揚げ

14. 当日朝:ヘッドピースなどの仕上げ

15. セッティング&装飾

16. パーティー終了後:花のラッピング

17. 撤収

18. 店に戻って片付け:オアシス絞りなど

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7. 配達車の手配

花材や資材を運搬するための配達車を手配します。
大きなアレンジメントや多量の花材を運ぶために、
適切な車両を選びます。

オルエローズ所有の車は2台。
時には、スタッフの車も出してもらって
それでも足らない時には
電話帳を見て
赤帽をお願いしました。

これも、今は便利で
ネットで簡単に予約できますね。

8. パーティー6日前の月曜:オアシスセット&グリーン仕入れ

パーティーの週の月曜から準備を開始します。
まずは、オアシス(吸水スポンジ)をセットし、
グリーン(葉物)を仕入れます。

オアシスは水を含ませてから使用するので、この段階で準備を進めます。

オアシスセットも大量なので
よくある、マンションのゴミ出しに
使うようなポリバケツが
いくつもありました。

あれに、どんどんとオアシスをつけていきます。

地道な作業ですが、
これが好き!
という素晴らしいスタッフを思い出しました。

9. パーティー5日前:カバーグリーン

カバーグリーンとは、オアシスを隠すための葉物のことです。
パーティー5日前から、カバーグリーンを準備し、
オアシスにセットします。これにより、
オアシスが見えず、美しいベースが完成します。


グリーンは長持ちするので

火曜日からさしていきます。

散りやすいグリーン
ミリオグラタスなどは絶対に使いません。

レストランのテーブルまで汚します。

ブルースター

10. 水曜日:持ちの良い花の仕入れと水揚げ

パーティー当日まで持ちが良い花材を水曜日に仕入れ、
水揚げ作業を行います。
水揚げとは、花を水に浸して
新鮮な状態を保つための処理です。
この作業をしっかり行うことで、
花が長持ちします。

ウエディングパーティーのお花は
もう絶対にこの花!
というふうに決まっているので
金曜日だけでの仕入れでは
心配です。

金曜日だけの仕入れのことを
「一発仕入れ!」
と言って、恐れていました。

大田市場での仕入れでしたが、
どうしてもブルースターがなくて
普段行かない、
川崎の市場まで
仕入れに行ったことがあります。

11. 金曜日:全ての花材の仕入れと水揚げ

残りの花材を金曜日に仕入れ、
水揚げ作業を行います。
パーティー前日の仕入れは、
花の鮮度を保つために非常に重要です。

これ、本当に仕入れ担当者にかかっています。
仕入れ担当は男性スタッフでした。
セリで手に入らないものは
セリの途中や終わってから
仲卸を走り回るのですが、
これが要領が悪いと
店舗で待ち構えている
スタッフと電話で
「あれがなかったらこれ!」
とか、半ば喧嘩腰。

「あー仲卸がどんどん閉まっていきます〜」
などと騒いでいました。笑

要領が良ければ10:00とか11:00
にはオルエローズに戻れるはずが

15:00ごろになって市場から
戻ると、もうみんなから非難の嵐。

今思うと、そんな時間まで
一体、何をやっていたのでしょう。苦笑

12. アレンジメント作成

水揚げした花材を使って、アレンジメントを作成します。
デザインに基づいて、
一つ一つ丁寧にアレンジメントを仕上げます。

ウエディングパーティーの打ち合わせをした
スタッフがリーダーとなり
サンプルを作ります。

それに沿って、
ベルトコンベアーのように
パートごとに分かれて
仕上げます。

ここでもリーダーの厳しい目で
チェックされます。

13. ワイヤリングと水揚げ

ワイヤリングが必要な花材は、この段階でワイヤリングを行い、
水に浸けておきます。
ワイヤリングとは、
花や葉にワイヤーを通して形を整える作業です。

花嫁の身の回り品については
リーダーがやることになっています。

何度もお打ち合わせしているので
とっても心がこもります。

14. 当日朝:ヘッドピースなどの仕上げ

パーティー当日の朝、会場にてヘッドピースやブートニア
などを最終作業で作ります。
これにより、花の鮮度を最高の状態で保ちます。

だから、忘れ物には要注意!

何度も冷や汗をかきました。

15. セッティング&装飾

会場での装飾を行います。
エントランス、階段、ウェルカムボード、受付、
テーブルフラワー、メインテーブルなどを飾り付け、
会場全体を華やかに演出します。

会場は、私達花屋にそんなに優しくはありません。

セッティング時間はいつもギリギリ。

テーブルやテーブルクロス、カトラリーなどを
会場がセットして、それが終わってから

私達のセッティング。

それが、ヘアメイクが時間のかかる人だったり
会場がもたつくと、
皺寄せは全部花屋。

マイクで急ぐように促されると
男性スタッフは

「おい!花待ちかよ〜」

と、よく嘆いていました。笑

16. パーティー終了後:花のラッピング

パーティー終了時間に合わせて、お花をラッピングし、
参加者にお持ち帰りいただきます。
これにより、パーティーの思い出をさらに彩ります。

これも、おかえりになるお客様や
次に控えているパーティのために

ラッピングでお待たせするわけにはいきません。

大抵、花束贈呈のあたりから、
コソコソ〜 ササア〜
と、ラッピングを始めます。

17. 撤収

装飾の撤収作業を行います。
使用した花材や資材を回収し、
会場を元の状態に戻します。
もう、運動会状態になるのです。

18. 店に戻って片付け:オアシス絞りなど

使用したオアシスや資材の片付けを行います。
オアシスは水を含んでいるため、
しっかりと絞って処理します。

随分と、大変な作業なのです。

最近では、大きなお仕事の時には
廃品業者さんにきてもらって
一気に処分してもらったりしています。

なかなか高額なんですが
まあ、仕方ないです。

パーティーの手順。
この手順を守ることで、
パーティー会場を華やかに装飾し、
素晴らしいイベントを実現することができます。
皆様の参考になれば幸いです。
フラワーアレンジメントに関するご質問やご相談がありましたら、

ぜひお気軽にお問い合わせください。

パーティー会場では
美しく、夢のようなお仕事に
見えるかもしれませんが

たった2時間ちょっとのパーティーで、

こんなにも多くの手順や
スタッフの手が必要。

確かに夢・美・感動
のお仕事ではありますが

体力、気力色々と
要素が必要です。

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