華やかなパーティーを成功させるためには、フラワーアレンジメントが欠かせません。美しい花々が会場を彩り、特別な一日をさらに素晴らしいものにします。ここでは、パーティーに向けて行うフラワーアレンジメント装飾の手順を詳細にご紹介します。

今回の設定は
ウエディングパーティー
土曜日が当日

ということにしますが、
どんなパーティーでも
手順は変わりません。

また、私の行く市場での
セリは 月・水・金に行われます。
それ以外の日を裏日と言いますが
前日の残りや、セリが終わらず売り場に間に合わなかった
商品を仲卸から裏日に買うこともできたり
最近では、年中無休の仲卸もあったりします。

とにかく、仕入れは全力です。

では、順を追ってご説明。

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1、会場下見と打ち合わせ
2、装飾の提案とお見積り
3、内容決定
4、(手順からちょっと余談)教会での式のあげ方
5、花・資材の発注
6、装飾の人材確保

 

            続く

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1、会場下見と打ち合わせ

持ち物:プロフィール表・メジャー・スマホ・メモ

まずは、パーティー会場の下見と
クライアントとの打ち合わせから始めます。

いつも、同じことを言っていますが
ここでクライアントと時にはお二人の出会いや
趣味を伺って、テーマとなる
ヒントをいただきます。

「では、お二人の共通の好きなもの。

南国の海をイメージしてはいかがでしょう?」

などなど、お話ししていく中で
明確なパーティーのテーマを決めていただきます。

ここでは「トロピカル・パーティ
ということにします。

そのテーマに基づいて、
エントランスにはこんな感じ、
食卓には貝殻なんてどうでしょう?

などと夢を広げていきます。

このように会場のレイアウトや装飾のテーマ、クライアントの希望を詳細に確認します。

具体的には、以下のポイントに注目します。

・会場の広さとレイアウト

・天井の高さや壁の色照明の位置と種類

・装飾する場所(エントランス、階段、テーブルなど)

・クライアントのテーマやカラーの希望

そして、忘れてはいけないのが
会場との打ち合わせ。

・セッティング可能時間

・テープを使っていいのか?釘を使っていいのか?
突っ張り棒を使えるか?など許可をとっておきます。

*以前、お庭付きの会場でお庭に入ったらいけないとか
配置は絶対に変えてはいけないとか
色々なことがありました。

この段階でしっかりとしたイメージを持つことが、後のプロセスをスムーズに進めるために重要です。

2、装飾の提案とお見積り

次に、1週間から10日以内に、
打ち合わせ内容をもとに装飾の提案書とお見積りを作成します。

提案書には、具体的な装飾アイデアや使用する花材、
デザインのスケッチなどを盛り込みます。
最近では、AIで画像を起こせるので
とても便利です。

AI

また、お見積りには、
花材の費用、作業費、人件費など

それから、搬入日時・搬出時間、ブーケのお渡し時間
会場の住所等

詳細に記載します。

教会でお式をあげてから
移動など、非常に時間管理が必要になります。

また、結婚式は土日に重なるので
内容の取り違えや記憶違いが起こらないよう
できるだけ、提案書には細かく記載します。

3、内容決定

提案書とお見積りをクライアントに提出し、
内容を確認してもらいます。

ここでクライアントの要望や予算に合わせて調整を行い、
最終的な装飾内容を決定します。

必要であれば、再提案を行い、
クライアントが完全に納得するまで調整を繰り返します。

まだ、スタッフも私も若かったこともあり
時々ご一緒にお打ち合わせに参加される
親御様、少し緊張しましたが

そこまで、ご興味を持ってくださる
親御様はとても協力体制ができていることも
あって、

「いいじゃない!そうしなさい!素敵〜」と
かえって、お話が早くまとまる事が多かったです。

お母様と二人で作った思い出のブーケ

時には、ブーケをお母様が作ることに。
すごく心のこもったプレゼントです。

しかししかし、そんなにブーケ作りに
慣れているお母様はいらっしゃらなくて

リボンが、落ちる、花が落ちるなど
ちょっとした事故が起きて
私たちがお直しします。

お直するのは
全く嫌ではありませんが
時間の限られた中での
作業で焦ります。

逆に、お母様がお嬢様のブーケを作ってあげたいと
オルエローズに依頼があります。
レッスンの形
当日に向けて仕入れから
オルエローズが行って
前日にオルエローズで作って
時には配達も代行。
という、愛情のお届けお手伝いをすることもありました。

こちらは、完璧な状態
お渡しできるのでとても安心できます。

4、(手順からちょっと余談)教会での式のあげ方

教会での式のあげ方についても
書きます。

「結婚式してくださーい」
という簡単なものではないのです。

式場のチャペルとは違って
きちんと宗教に基づきます。

教会での結婚式は、厳かで伝統的な雰囲気の中で行われるため、
多くのカップルにとって憧れの場所です。

教会で結婚式を挙げるための手順、
必要な準備、費用について詳しくご説明します。

1. 教会の選定

まずは、結婚式を挙げたい教会を選びます。
カトリック教会やプロテスタント教会など、
宗派によって雰囲気や儀式の進行が異なるため、
自分たちの希望に合った教会を探しましょう。

2. 教会への問い合わせ

選んだ教会に問い合わせを行い、
結婚式の申し込み方法や必要な手続きについて確認します。
この際、空き状況や費用についても尋ねましょう。

3. 礼拝への参加

多くの教会では、結婚式を挙げる前に
礼拝への定期的な参加を求められます。

これは結婚する二人が信仰を持ち、
その信仰を実践していることを確認するためです。

  • 定期礼拝への参加:通常、数ヶ月間毎週日曜日の礼拝に出席します。

  • 特別礼拝や講義:結婚準備のための特別な礼拝や講義に参加します。これには、結婚の意味や家庭の大切さについて学ぶ内容が含まれます。

4. 事前の打ち合わせと準備

教会のスタッフや司祭、牧師との打ち合わせを行い、
結婚式の詳細を決定します。
必要な書類(結婚届、洗礼証明書、誓約書など)を確認し、
準備を進めます。

5. 書類の提出

必要な書類を提出します。これには、以下のようなものが含まれます。

  • 結婚届

  • 洗礼証明書

  • 誓約書

6. 花・資材の発注と準備

決定した装飾内容に基づいて、
必要な花材や資材を発注します。

7. 式のリハーサル

結婚式のリハーサルを行い、当日の流れを確認します。これにより、緊張せずにスムーズに式を進行できます。

8. 結婚式当日

準備が整ったら、指定された日時に教会で結婚式を挙げます。

式の進行は司式者が指導してくれるため、
安心して臨みましょう。

費用について

教会での結婚式の費用は、教会や地域、規模によって異なりますが、一般的な費用の目安は以下の通りです。

  • 教会使用料:50,000円〜200,000円程度

  • 司式者への謝礼:20,000円〜50,000円程度

  • 音楽・オルガン奏者:20,000円〜50,000円程度

  • 装花・装飾費:30,000円〜100,000円程度

  • その他費用:リハーサル費用やカウンセリング費用などがかかることもあります。

まとめ

教会での結婚式は、厳かな雰囲気の中で二人の
新たなスタートを祝う素晴らしい儀式です。

教会の選定から事前準備、
礼拝参加、費用の確認まで

しっかりと準備を進めることで、
心に残る素敵な結婚式を迎えることができます。
具体的な手続きや費用については、
希望する教会に直接問い合わせて確認することをお勧めします。

5、花・資材の発注

パーティー装飾お話に戻ります。

内容が決定したら、必要な花材や資材を発注します。

信頼できる花市場や仲卸、資材メーカーと連携し、
品質の良いものを確保します。

時々、時価というものをお寿司やさんなどで
目にしますが

この時点で、もうお花のお見積りが終わって
お支払いもいただいているので
時価というわけにはいきません。

担当者は、仕入れ担当に
かなり厳しく金額のことを言わなければいけません。
それには、普段から
お花の金額などをよく観察

最近では、野菜が高騰したり
急に下降したりしていますが
お花もたいして変わりません。
世の中の環境を見ることも必要ですね。

非常に怖いです。

6、装飾の人材確保

装飾作業に必要なスタッフを確保し、
作業スケジュールを調整します。

特に大規模な装飾の場合は、
経験豊富なスタッフを揃えることが重要です。

私が旅行に行ける時には
連休だったり
お盆休みだったり
繁忙期が多いです。

すると、ホテルのスタッフが
とてもバタバタして手際が
悪かったり
時にはお部屋のお掃除が
終わらなくて
「今日はお掃除しなくて良いです」
ということもあります。

それは、日常と違う
忙しさがくるから。

パーティーお仕事も
そんな感じで、
お盆やお正月はお仕事がなかったり
日のいい日は
パーティーが重なったり。

しかも平日はほぼパーティーがありません。

その忙しいスポットの日だけのために
沢山のスタッフを日常から確保することはできないので

AI

オルエローズ卒業生
お花にたずさわらず、
会場への運び入れや
天井の布装飾などは
大学生を雇ったりしていました。

本当にドキドキなお仕事です。

今は、なんだか
隙間バイトみたいな
アプリがあるそうですが
知らない方は不安です。

。。。今後、そうも言っていられないのかもしれませんが。

次回は、配達車の手配からご説明します。

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