今回は、アルフォンス・ミュシャをテーマにした
フラワーアレンジメントについてご紹介します。

このブログでは、ミュシャの美しい作品からインスピレーションを得て、彼の芸術をフラワーアレンジメントで
表現する方法をお伝えするレッスンです。

ミュシャの繊細で華麗なデザインは、
私たちの花の世界と非常に相性が良く
その魅力を存分に引き出すことができます。

ミュシャを選んだ理由

絵画のコースでは、
詳しくは知らないけれど、誰もが見たこと
あるような絵画を題材にしています。

当初、体験レッスンは作っていなくて
決まっているのは

・ヨハネス・フェルメール
・グスタフ・クリムト
・サンドロ・ボッティチェリ
・クロード・モネ
・アンリ・ド・トゥーズ=ロートレック
・レオナルド・ダ・ヴィンチ

こちらの5名の画家達です。

マネが描いた「船アトリエで船をこぐモネ」

それが、体験レッスンを作ることになって
もう1人増やす必要があった時に

「フランスの配色」
この中に、すごく綺麗なミュシャの
作品があったことを思い出しました。

ミュシャはポスターなどを多く手がけたことで
有名。

だから、印刷されていることが多くて
この一つのJOBについても
書籍やポスターによって
色合いが違うのです。

この「フランスの配色」
に載っている美しいカラーが
パリを夢に見る感じで
こちらを体験レッスンに選びました。

アルフォンス・ミュシャ

Alfons Maria Mucha

ベルエポックと呼ばれる

パリが最も華やかで

繁栄していた時代に

アールヌーボーは生まれました。

その中でもひときわ

有名なのがミュシャ

パリを代表する画家のように思われますが
チェコ出身でフランスなどで活躍した
グラフィックデザイナー、イラストレーター、画家。
置物や、装飾品など
色々なものの制作もしました。

パリに生まれた画家ではないことから
余計にパリへの憧れがあって
パリらしい、フランスらしい

ミュシャの生涯

アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)は、
1860年7月24日にオーストリア=ハンガリー帝国のモラヴィア(現在のチェコ共和国)の小さな町、イヴァンチツェに生まれました。

幼少期から絵画に興味を持っていて、その才能は周囲に認められていました。しかし中学生の頃、どちらかというと
声楽に興味がありました。

母が熱心なキリスト教徒ということもあり
ミュシャも同じようにキリスト教を強く信仰する少年。

教会の寄宿舎に入って、
声楽隊として熱心に歌を勉強していたのですが
ある頃から、声変わりがあって
歌をやめました。
すると、学業も疎かになって
退学となったのです。

次は、絵の道に進もうと、
ウィーン美術アカデミーへの入学を目指すも失敗し、
ウィーンの舞台装置工房で働きながら夜間デッサン学校に通いました。

舞台装飾工房では、大分仕事があったのですが
ある時に、顧客である舞台が
火災にあって焼けてしまったのです。

もうこれは、実家に帰るしかないと思った
ミュシャは列車に乗りましたが
いやいやこれではいけないと、

途中の駅で降りて、
今度はその地で、
道端で似顔絵を描いたりという
仕事をしていて
なかなか、貧しい生活を送っていました。

すると、いつの日かパトロンに認められて
ミュンヘンの美術院へ行くことができたのです。

学業を終えて、帰ってくると
次は、パトロンから、パリにも行くといいと
言われ、いよいよ憧れのパリに行けることになりました。

そして、月日は流れて
ミュシャは30歳手前。

そこに来ても、
一向にプロとして働かない
ミュシャに対して
痺れを切らした
パトロンは、ついに資金援助を
やめてしまったのです。

シンデレラボーイ

それからのミュシャは挿絵の仕事をしたり
しながら印刷会社
働く生活。
もちろん、裕福ではありません。

他の、工員たちがクリスマス休暇に入って
出かけているのですが
ミュシャは行くところも、お金もないから
1人、印刷会社に残っていました。

すると、有名なNO.1女優の
サラ・ベルナールの
マネージャーが
印刷会社を訪ねてきたのです。

サラ・ベルナール公演が
急遽追加になったとのこと。
ついては大急ぎで
ポスターが必要。

ところが、印刷会社には
ミュシャが1人しかいません。

ミュシャが引き受けてしまったのです。
しかも、すごいスピードで
作品を仕上げたのです。

この出来栄えを見た、
サラ・ベルナールは大変に感激して
ものすごく、作品を気に入ったのです。

サラベルナールについてはこちら→⚫️

これから、ずっと彼女のポスターを書いて欲しいと言われ、

なんと6年契約を結ばれました。

それからというもの、
ミュシャの人気は炸裂。

ミュシャはポスター、カレンダー、装飾パネルなど、
多岐にわたる作品を制作し、
その独特なスタイルで多くのファンを獲得しました。
彼の作品は、フランスだけでなく、
ヨーロッパ全土で高く評価されました。

ミュシャの芸術スタイル

アルフォンス・ミュシャの芸術スタイルは、

「アール・ヌーヴォー」

19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した芸術運動で、
自然の形や曲線を取り入れた装飾的なデザインが特徴です。
ミュシャの作品には、
このアール・ヌーヴォーの要素がふんだんに盛り込まれています。
アールはアート、ヌーヴォーはニュウ
新しいアートということですね。

1. 曲線美と自然モチーフ
ミュシャの作品は、
優雅な曲線と自然のモチーフ(花、葉、蔓など)が多用されています。作品全体に流れるような動きを与え、
視覚的に非常に魅力的です。
特に、彼の作品に登場する女性像は、
これらの曲線美を強調しています。
計算し尽くされた曲線が
宣伝するものを、魅力的に見せるのです。

2. 豊かな色彩と象徴性
ミュシャは、色彩の使い方にも卓越しており、
彼の作品は鮮やかでありながら調和のとれた色使いが特徴です。
特に、彼が描く女性の衣装や背景には、
象徴的な意味を持つ色が多く使われています。
これにより、作品には深いメッセージ性が加わります。

3. 装飾的なディテール
ミュシャの作品には、細部にまでこだわった
装飾的なディテールが見られます。
これらのディテールは、
彼のデザインが単なる絵画ではなく、
装飾芸術としても高く評価される理由の一つです。
ポスターやカレンダーなど、
彼の商業デザインでもこの特徴は顕著です。

4. 女性像の美しさ
ミュシャの作品には、
美しい女性像が頻繁に登場します。
これらの女性は、神秘的でありながらも親しみやすく、
見る者を魅了します。彼の描く女性は、
時には神話や伝説のキャラクターとして、
時には現実の人物として表現され、
その多様性もまた彼の作品の魅力の一つです。

アルフォンス・ミュシャの芸術スタイルは、その美しさと独特なデザインで多くの人々に愛され続けています。次回は、ミュシャの代表作とその特徴についてさらに詳しく見ていきましょう。どうぞお楽しみに!

それぞれ、何表している
作品なのかクイズにできるほどです。

モエシャンドンのラベルの
制作もしていました。

こちらは、
鉄道会社ポスターです。

モンテカルロに憧れる女性。
車輪や線路をモチーフに
書き込まれています。

最後が
今回のレッスンテーマ
JOB

JOBは、紙巻きタバコの
紙の会社。

当時、紳士の嗜みとして
タバコは当たり前でしたが
女性には広がっていなかったのです。

そこで、タバコの会社は
女性にも広めたいという
思いから、ミュシャに依頼。

曲線の魔術師と言われる
にふさわしい美しい曲線は
自然と、見た人に
会社の名前やタバコを印象付けさせるのです。

思った通り、このポスターのおかげで
パリジェンヌの間で
タバコが大流行り。

かっこよくカフェでタバコを手にする
パリジェンヌが思い浮かびますね。

さて、ここまでで
あなたはどんなイメージを
想像しますか?

インスピレーションを沸かせてみましょう!

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