ドイツのアーチストについては

ドイツに学ぶ、異素材の使い方は
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私たちの旅は、今、古き良き伝統とモダンな感性が融合する国、
ドイツへと向かいます。
ドイツのフラワーアレンジメントは、
その豊かな自然と深い文化的背景が織りなす独特の世界を持っています。このブログでは、
ドイツのフラワーアレンジメントの文化と魅力を、夢見るような物語と共に紐解いていきましょう。

その前に、私がお花の勉強をしにドイツに行ったのは
遠い昔のことです。

パリに長期滞在で研修をした後に
ワクワクする列車に乗って、
フランクフルトへ行きました。

フランクフルトってハイジに出てきた
あそこ?クララのところ?
と言う具合に、何も知らずに行きました。

すると、憧れの華やかなパリに比べて
ドイツは全然違うのです。

暖かいというかちゃんとしていると言うのか、
懐かしい感じ。
そして、随分と堅実な感じが伝わりました。

そうそう、ナチュラルウォーターが天然水で
レストランで出されるお水とか
ホテルに置いてあるお水もみんな炭酸。
ワインも一緒に置かれていました。

と、言うことでドイツ人ってどんな人種?
をちょっと調べました。

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1、ドイツ人ってどんな人種?

2、好まれているフラワーアレンジメントのタイプ

 

3、ドイツの花文化の歴史

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1、ドイツ人ってどんな人種?

ドイツと一言で表現するのは難しいですが、
「効率性と秩序を重んじる」という特徴が挙げられます。
ドイツの人々は、時間管理を厳格に行い、
計画的で組織的な行動を好む傾向にあります。
これはビジネスの世界だけでなく、
日常生活においても顕著で、公共の場所や交通機関の清潔さ、
公共事業の運営の効率性など、
社会全体で秩序を重んじる文化が根付いています。

また、「直接的で真面目」という特徴もドイツの人々にはよく見られます。コミュニケーションにおいては、
はっきりとした表現を好み、曖昧な表現を避ける傾向があります。
このため、初対面の人には少し冷たく感じられることもありますが、
実際には信頼性が高く、義理堅い人々が多いです。

さらに、ドイツ人は「自然と環境を尊重する」姿勢も強いです。
リサイクルや再生可能エネルギーの利用、
公共交通機関の利用促進など、
環境保護に対する意識が非常に高い国です。

しかし、これらはあくまでも一般的な傾向であり、
個人差は大きいです。
ドイツの各地域にはそれぞれに独自の文化や伝統があり、
地域によって性格的な特徴も異なるため、
一概に「ドイツ人はこうである」と言い切ることはできません。
それでも、効率性と秩序を重んじる文化は、
ドイツ全土で共有されている価値観の一つと言えるでしょう。

と言うことです。
これは、お花にも影響する感じですね。

2、好まれているフラワーアレンジメントのタイプ

現代のドイツにおいて好まれているフラワーアレンジメントは、
自然さとシンプルさを重んじるスタイルが特徴です。
この傾向は、サステナビリティ(持続可能性)や
エコフレンドリーなライフスタイルへの
関心が高まっていることと密接に関連しています。
以下、現代ドイツでのフラワーアレンジメントの
特徴をいくつか紹介します。

自然主義スタイル

  • 野生の美しさを生かしたアレンジメント
    自然な形や構造をそのまま活かした、
    野生花を使ったアレンジメントが人気です。
    これは、自然の無造作な美しさを尊重し、
    手つかずの姿を楽しむドイツ人の嗜好を反映しています。

  • 季節の花を用いる
    四季に応じて変わる自然の風景を大切にするドイツでは、
    その時期に自然に咲く季節の花を使った
    アレンジメントが好まれます。
    これにより、季節感を感じることができ、
    またサステナビリティへの配慮も表れています。

ミニマリストスタイル

  • シンプルで洗練されたデザイン
    過度な装飾を避け、シンプルで機能的なデザインが
    好まれるのがドイツの特徴です。
    フラワーアレンジメントにおいても、
    この傾向は明らかで、少ない種類の花を使っても、
    その美しさが際立つようなアレンジメントが選ばれます。

  • 色彩の統一感
    色使いにおいてもシンプルさが重視され、
    落ち着いた色合いや色彩の統一感がある
    アレンジメントが多く見られます。
    これにより、洗練された雰囲気を演出しています。

エコフレンドリーとサステナビリティ

  • 地元で栽培された花の使用
    環境への配慮から、地元で栽培された花を使用することが
    増えています。
    これは輸送距離を減らし、
    環境負荷を軽減するためです。

  • リサイクル可能な素材の使用
    アレンジメントに用いる資材についても、
    リサイクル可能な素材や自然に戻る素材が選ばれることが多いです。これにより、環境への影響を最小限に抑える努力が見られます。

現代ドイツのフラワーアレンジメントは、自然への敬愛、季節の変化を楽しむ心、そして環境への優しい配慮が反映されたスタイルが好まれています。これらの傾向は、ドイツ人のライフスタイルや価値観が、どのようにフラワーアレンジメントに表れているかを示しています。

3、ドイツの花文化の歴史

ドイツにおける花文化の歴史は、
その多様な風土や社会の変遷と密接に関連しています。
この歴史を紐解くことで、
ドイツのフラワーアレンジメントがいかに
深い伝統と独自の美意識に根ざしているかが見えてきます。


中世からルネサンスへ

中世のドイツでは、花は主に宗教的なシンボルとして扱われました。
教会での祭壇の装飾や聖書の挿絵に描かれる花々は、
聖なるメッセージを象徴するものでした。
この時代、花は神への尊敬や信仰の表現として
用いられることが多かったのです。

ルネサンス期に入ると、
ドイツを含むヨーロッパ各地で学問や芸術が花開きました。
この時代、花は宗教的な意味だけでなく、
美術作品のモチーフとしても人気を博しました。
特に、自然を詳細に観察し表現することが重視されるようになり、
植物学が発展。
花の描写がよりリアルになり、
その美しさや構造への関心が高まりました。

バロック期からロマン主義へ

バロック期には、豪華で華麗なフラワーアレンジメントが宮廷などで好まれました。
花は権力や富の象徴としても用いられ、
大規模で複雑なデザインが流行しました。
この時代のアレンジメントは、対称性や豊かな色彩が特徴です。

18世紀に入ると、
ロココ様式の影響を受け、
より繊細で精巧なアレンジメントが登場します。
また、ロマン主義の時代には、
自然への回帰が求められ、
野に咲く花を用いたシンプルで
情緒豊かなアレンジメントが人気を集めました。
この時代、花は個人の感情や自然への愛を表現する手段
として再評価されます。

近代から現代へ

19世紀後半から20世紀にかけて、
産業革命や都市化の進展とともに、
ドイツの花文化も大きく変化しました。
都市部では、公園や庭園が整備され、
多くの人々が花と触れ合う機会を持つようになりました。
また、花屋が一般化し、
花を日常生活の一部として楽しむ文化が根付きました。

現代においては、
花は個人のライフスタイルや価値観を反映するアイテムとして広く受け入れられています。
環境保護やサステナビリティへの意識の高まりとともに、
地元で育てられた季節の花を選ぶ人々が増え、
フラワーアレンジメントはより個性的で多様な表現を見せています。

ドイツの花文化の歴史を通じて、
花が持つ美しさや象徴性は、
時代や社会の変遷とともに変化し続けてきました。
しかし、変わらずに花が人々の生活に
豊かさや慰めをもたらしていることには、
普遍的な真実があります。
ドイツのフラワーアレンジメントを深く理解するためには、
この長い歴史と花と人との関係を見つめ直すことが大切です。

と、本日はここまでにします。
続きはまた今度!!

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