目次
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奥沢神社と紅葉フラワーアレンジ
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紅葉とは?
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なぜ紅葉するのか?
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紅葉から落葉までの時間
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紅葉フラワーアレンジに使用する花材
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紅葉フラワーアレンジの注意点
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終わりに
紅葉フラワーアレンジ:秋を彩る
1、奥沢神社と紅葉フラワーアレンジ
毎朝の日課として奥沢神社にお参りに行っています。
神社の境内に入ると、
とても大きなイチョウの木が目に飛び込んできます。
この季節、毎日撮影の機会を伺っていましたが、
今年の紅葉や落葉は昨年よりも遅い気がします。
今年もその美しい黄色の絨毯が見られ、
とても幸せな気持ちになりました。
境内には、みんなに可愛がられている猫ちゃんもいて、
陽だまりの黄色い絨毯の上で気持ちよさそうにしています。
暖かさに包まれて、
紅葉と猫の姿が本当に微笑ましい風景を作っています。
さて、今日は紅葉フラワーアレンジについて書いていきます。
2、紅葉とは?
紅葉(こうよう)は、
秋に木々の葉が緑色から赤や黄色、
オレンジなどに変化する現象を指します。
この美しい自然の変化は、
特に日本の四季を象徴する風景のひとつです。
紅葉する樹木は主に落葉樹で、
秋になると寒さに備えて葉を落とす準備をします。
この際に、葉の色が変わるのが紅葉です。
この日本の美しい景色に
海外からの観光客が目を見張る様子は
日本人として自慢ですね!
紅葉が進むことで、やがて落葉が始まります。
そして、フラワーアレンジメントに使用するために
枝を切り取ると、自然状態よりもさらに
早く落葉してしまうのです。
この特性を理解したうえで、
紅葉フラワーアレンジを楽しむ工夫が必要です。
3、なぜ紅葉するのか?
紅葉は、葉に含まれる色素と、環境の変化によって起こります。
以下がその主なメカニズムです:
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光合成の停止
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秋が深まり日照時間が短くなると、光合成が減少します。これにより葉緑素(クロロフィル)が分解され、緑色が消えていきます。
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カロテノイドの発現(黄色)
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緑が消えることで、もともと葉に存在していた黄色い色素「カロテノイド」が目立つようになります。
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アントシアニンの生成(赤色や紫色)
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一部の樹木では、冷え込むことで新たにアントシアニンという色素が生成され、赤や紫の色が現れます。この色素は、寒さや紫外線から葉を保護する役割があります。
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気温や光の影響
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日中の光の強さや、夜間の冷え込みが大きくなると、アントシアニンの生成が活発になり、より鮮やかな紅葉が見られることがあります。
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4、紅葉から落葉までの時間
紅葉から落葉までの期間は、木の種類や気候条件によって異なりますが、一般的には数週間から1か月程度とされています。
紅葉から落葉までのプロセス
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紅葉の開始
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日照時間の短縮や気温の低下により、葉緑素が分解され、紅葉が始まります。
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紅葉の最盛期
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最も色鮮やかになる時期は数日から1〜2週間程度です。気温が急激に低下し、晴れの日が続くと、紅葉が一気に進みます。
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落葉の開始
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紅葉が進むにつれ、葉の付け根に「離層」という細胞層ができ、葉が枝から外れやすくなります。風が強い日や雨の日に一斉に落葉することもあります。
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落葉が完了するまで
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落葉の期間は木の種類によります。イチョウやカエデなどの木は紅葉後、比較的早く葉を落とします。
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5、紅葉フラワーアレンジに使用する花材
紅葉を取り入れたフラワーアレンジメントを楽しむには、適した花材を選ぶことがポイントです。以下に、紅葉した手に入りやすい花材を紹介します。
6、紅葉フラワーアレンジの注意点
なぜアレンジメントで早く落葉するのか?
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枝が切られることでのストレス
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枝を切り取ると、木本体からの栄養供給が途絶えます。紅葉した葉はすでに老化が進んでいるため、栄養がなくなるとすぐに落葉してしまいます。
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水分不足
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切り花と同様に、枝が水を吸い上げる力が弱まります。特に紅葉した葉は水分を保持する力が弱いため、乾燥しやすくなります。
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環境の変化
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屋内の暖かい空気や湿度の低い環境では、葉が乾燥して早く落葉しやすくなります。
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離層の形成
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紅葉のプロセス中に葉の付け根にできる「離層」という構造が、枝を切ったことでさらに刺激され、葉が早く落ちる原因になります。
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できるだけ長持ちさせるために
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切り口を斜めにカットし、水揚げを良くする。
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霧吹きで適度に湿度を保つ。
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専用の保湿スプレーを使用する。
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暖房や直射日光が当たらない場所に飾る。