目次
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ハロウィンブーケのご注文
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ネイティブフラワーとは?
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ネイティブフラワーの特性と魅力
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環境に配慮した選択肢としてのネイティブフラワー
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フラワーアレンジメントでの使い方
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ネイティブフラワーの文化的価値
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南半球と北半球の植物の違い
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今回仕入れたお花のご紹介
1,ハロウィンブーケのご注文
花束のご注文をいただきました。
ご要望は「ハロウィン寄りで、
水がなくても生きていられるような花材で作って欲しい」
とのことでした。
それでしたら、不思議な形をしている
ネイティブフラワーがぴったりです。
ドライフラワーにもなり、スワッグを作るにも安心です。
特に最近の夏の暑さを乗り越えるためには、
もはやネイティブフラワーに
頼らざるを得ない時もあります。
2,ネイティブフラワーとは?
ネイティブの本来の意味はいくつかありますが、
私たちが使う「ネイティブフラワー」とは、
その土地や地域に自生する植物のことです。
特にオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカが
ネイティブフラワーで有名な地域です。
これらの花々は、乾燥した気候や厳しい環境に適応していて、
独特の風合いや形状を持っているのが特徴です。
3,ネイティブフラワーの特性と魅力
ネイティブフラワーは、
他の切り花と比べて独特の特性を持っています。
一つ目の大きな特徴は、
その耐久性です。
乾燥や高温に強く、
厚い葉やしっかりとした茎を持っています。
また、花自体も丈夫で、
切り花にしても長持ちすることが多いです。
特に、屋外のデコレーションや
長期間展示したいアレンジメントに適しています。
ネイティブフラワーのもう一つの魅力は、
個性的な形状や質感を持つことです。
ワイルドでエネルギッシュな印象を持ち、
従来の柔らかい花とは異なる
アクセントを加えられるのが特徴です。
これにより、モダンなフラワーアレンジメント
や自然な風合いを強調したスタイルにぴったりです。
4,環境に配慮した選択肢としてのネイティブフラワー
ネイティブフラワーは、
地域の気候や土壌に適応しているため、
少ない水や肥料で育てることができます。
この点から、環境に優しい選択肢として注目されています。
特にオーストラリアや南アフリカなどの乾燥地帯では、
温暖化の影響で水不足が懸念される中、
ネイティブフラワーが有用とされています。
また、ネイティブフラワーは
地域の生態系にとっても
重要な役割を果たしています。
これらの植物は地元の昆虫や鳥などの
野生生物と長く共存してきたため、
生態系のバランスを保つのに不可欠です。
そのため、ネイティブフラワーの使用は
生態系の保全にも貢献しています。
5,フラワーアレンジメントでの使い方
ネイティブフラワーはその
独特の風合いと形状から、
フラワーアレンジメントで非常に人気があります。
特に、ワイルドで自然な風合いを強調した
アレンジメントや、
ボタニカルなデザインにぴったりです。
ネイティブフラワーの質感は、
シンプルなデザインに動きを加えたり、
重厚感を演出するのに役立ちます。
また、長持ちする特性があるため、
イベントやパーティーでの装飾に使う際も、
事前に準備しても美しさを保つことができる点が利点です。
さらに、ドライフラワーや
プリザーブドフラワーとしても人気があり、
長期間楽しめるのも魅力です。
インテリアにナチュラルな雰囲気を加えたいときに、
ネイティブフラワーはぴったりです。
6,ネイティブフラワーの文化的価値
ネイティブフラワーは、
地域ごとの文化や伝統にも深く根付いています。
例えば、オーストラリアや南アフリカでは、
古くからネイティブフラワーが祝祭や儀式で使われており、
地元の人々にとって特別な意味を持つことが多いです。
これらの花々は、地域の自然の恵みを象徴し、
地元の文化や伝統の一部として大切にされてきました。
日本でも、最近ではネイティブフラワーが
モダンなアレンジメントの花材として
人気を集めています。
特に、ウェディングや特別なイベントでは、
伝統的な花材よりもユニークな質感を持つ
ネイティブフラワーを使用することが増えています。
7,南半球と北半球の植物の違い
どうして南半球の植物と北半球の植物はこんなにも違うのでしょうか?
動物も全く異なる種が多いですが、
人間はそんなに違いがありません。
しかし、植物は地理的な隔離や
気候の違いによって大きく異なります。
南半球の植物は、乾燥や高温といった
厳しい環境に適応しています。
たとえば、プロテアやピンクッションは、
乾燥に耐えられるように進化しており、
水分を貯める力が強いです。
対して、日本のような北半球の植物は、
四季折々の気候に適応し、
柔らかく湿度に強い花弁を持つ植物が多いです。
また、オーストラリアや南アフリカでは火災が頻繁に発生するため、
火災に適応した植物も存在します。
例えば、プロテア属の多くは
火災後に種子を発芽させる特性を持ち、
火災後も生き残れるように進化しています。
一方、日本や北半球の植物は
湿度や寒さに適応したものが多く、
火災に対する適応はあまり見られません。
8,今回仕入れたお花のご紹介
今回のハロウィンブーケやアレンジメントには、
個性豊かなネイティブフラワーと
国産の花材を使用します。
以下は、今回仕入れたお花の詳細です。
ネイティブフラワー
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グレビアバイレヤナ (Grevillea Baileyana)
オーストラリア原産で、シルクオークとも呼ばれるグレビアバイレヤナ。細長く、銀灰色の美しい葉が特徴で、繊細な雰囲気を持ちます。黄色がかったクリーム色の花が、蜘蛛の巣のような形状をしていて、ユニークなデザインにぴったりです。また、乾燥に強く、花持ちも良いため、長期間楽しめます。
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ピンクッション アヨバサン (Pincushion Ayoba Sun)
ピンクッションはその名の通り、針山のような形状の花が特徴です。アヨバサンはオレンジから黄色にかけての鮮やかな色を持ち、南アフリカ原産の植物です。茎がしっかりしており、長持ちするので、フラワーアレンジメントやブーケに最適です。
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リューカデンドロン プルモサス (Leucadendron Plumosus)
リューカデンドロン プルモサスは羽毛のようにふわっとした質感が特徴で、柔らかい印象を与えます。葉は銀色を帯びており、グリーン系のアレンジに動きとナチュラルさを加えます。
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バーゼリア ガルピン (Berzelia Galpinii)
南アフリカ原産のバーゼリアは、丸くて小さな花が可愛らしい植物です。白やクリーム色の小さな花が球状に集まって咲き、アレンジメントのアクセントとして活躍します。
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プロテア シャイラ (Protea Shiela)
プロテア属の一種で、ピンクがかった色合いの大きな花を持ちます。南アフリカ原産で、その豪華で力強い存在感が、アレンジメント全体にインパクトを与えます。ドライフラワーとしても楽しめるので、長期間にわたって美しさを保つことができます。
国産の植物
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とうがらしコーン (Capsicum Cone)
観賞用の唐辛子で、秋のアレンジメントに欠かせないアクセントです。赤や黄色、オレンジの色鮮やかな実が季節感を引き立て、ユニークな形状と鮮やかな色合いでアレンジに楽しさを加えます。
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リモニューム シヌソロモン (Limonium sinuatum)
英名で「スターチス」とも呼ばれ、フラワーアレンジメントではよく使われる花材の一つです。この花の特徴は、色鮮やかでドライフラワーにも適していることです。生花の状態でももちろん美しいですが、乾燥させてもその色を長く保つため、ドライフラワーやスワッグ、リースなどにもよく使われます。
まとめ
ネイティブフラワーって、
なんだか冒険みたいじゃないですか?
そのユニークな形やワイルドな雰囲気は、
まさに自然がくれたサプライズ!
今回のハロウィンブーケも、
そんなネイティブフラワーの力強さと
国産の植物の繊細さを組み合わせて、
ちょっとした魔法のようなアレンジを作り上げます。
乾燥に強くて、長く楽しめるのもポイント。
このブーケは、まさに秋の楽しさを詰め込んだ一品!
イベントが終わった後でも、
ドライフラワーとしてずっと楽しめるので、
インテリアとしても大活躍間違いなし。
季節の変わり目に、
自然のパワーを感じられるアレンジメントで、
お部屋をもっと楽しく彩ってみませんか?
完成したらぜひ、みなさんにもお見せしますので、お楽しみに!
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