1. はじめに

  2. ジェーン・パッカーについて

  3. 私のキャリア初期の思い出

  4. 貴子先生とのレッスン

  5. レッスンの流れ

  6. 貴子先生のインスピレーション

  7. 花材の選定

  8. レモンのアレンジメントと技術的なポイント

  9. 完成と貴子先生の反応

  10. まとめ


1. はじめに

今月の、洋書のコース。
私のコンサルの貴子先生とのレッスンの日。

今回のテーマは「ジェーン・パッカー」。

いつものように、ひらひらと貴子先生が到着です。

Zoomではなく、リアルでお会いするのは、
8月のレッスン以来だったので、
お久しぶりの再会でした。

タイミングが重なると、
1ヶ月のうちに毎週お会いしたりもしています。

2. ジェーン・パッカーについて

まずは、ご説明。

JANE PACKER。

1982年、ロンドンの中心街であるウェストエンドに、
ジェーン・パッカーが開いたフラワーショップが
『JANE PACKER』の始まりです。

茎の長い花を短く切って、
同色使い・グルーピングという
スタイルが典型的です。

フルーツや羽など、オブジェを組み合わせても
エレガントに見せるのが特徴。

1986年にロイヤルウエディングを担当してから、
巨匠や芸能人などから愛されていた、
フラワーデザイナーです。

残念ながら、2011年に亡くなられています。
現在も日比谷花壇で
ジェーンパッカーブランドのお花は購入でき、
スクール運営も続けられています。

3. 私のキャリア初期の思い出

私がお花の仕事を始めたのは30年ほど前。

まだ珍しかったレストランウエディング装飾を
手掛けていました。

海外に憧れていた頃です。

レストランとも相談しながら試行錯誤を繰り返し、
参考にしたのは洋書でした。

その本を実際に海外に行って、
大量に仕入れたりしたのです。重い!

レストランも、洋書に出ているのと
全く同じ椅子を仕入れたり、

まるでおとぎの国を作っているような
楽しい仕事でした。

一番のバイブルはジェーン・パッカー

フレッシュで眩しく、
優しさに満ちた彼女のアレンジメントは大好きです。

もっともっと、沢山の人に好きになっていただけますように!

4. 貴子先生とのレッスン

今回も貴子先生と一緒に、
ジェーン・パッカーのスタイルに基づきながら、
独自のアレンジを試みるレッスンが始まりました。

サンプルはガラスボウルに
フルーツを使ったアレンジ。

フルーツとガラスの組み合わせは当時、
ウェディング装飾で大人気で、
会場がイチゴやライムの香りに
包まれていた思い出が蘇ります。

5. レッスンの流れ

今回は、
洋書のコースの3回目なので、
お好きなお花を金額内で選んでいただけます。

器も自由に選んでいただきました。

花材は次の通りです。

  • トルコキキョウ: Eustoma (Lisianthus)ラベンダー色

  • バラ: Rose グリーン

  • アルストロメリア: Alstroemeria

  • エリンジューム: Eryngium 白

  • ゲーラックス: Galax

  • spマム: Spray Chrysanthemum グリーン

  • キイチゴ: Raspberry (Rubus)

  • ダスティーミラー: Dusty Miller

  • レモンリーフ:Lemon leaf

この中から、お好きなものを選んでいただきましたが、

レモンを入れ込む」これだけが、私からの指定です。

6. 貴子先生のインスピレーション

ところが、貴子先生がピピっと閃いたのは、

藁とかロープ!!!」。

いつも、ご要望通りの準備ができるのか
ヒヤヒヤします(笑)。

前々から準備するのではなく、
その時のインスピレーションです。

ロープはないけれど、ラフィアはあります」とお伝えすると、
貴子先生はラフィアを見るのが初めてのようで、
ドーンとお見せしたところ、

「これが用意されているの?!すごい!」と驚かれました。

7. 花材の選定

確かに、フラワーアレンジメントには色々なものを使います。
資材屋さんに行くと皆さん驚かれるでしょうね。

これをどう使ったらいいのか?」と悩む貴子先生に、
私は「三つ編みとか可愛いですよ!」とアドバイス。

貴子先生は「可愛いかもー!どのぐらい使っていいのですか?」
と聞かれ、

「すべてお使いください!」とお答えしましたが、
先生は「さすがに全部は使いませんー(笑)」と返されました。

8. レモンのアレンジメントと技術的なポイント

その後、小さなカップのような器をご要望され、
マーロウのグラスを5つご用意しました。

私は自宅にまだ30個ほど残っているマーロウのグラス。
少しずつアトリエに持ってきて、
キッチンがすっきりするのが嬉しいです。

急いでオアシスをセットしていると、
気がつけば貴子先生が
しゃがみ込んで制作に没頭されています。

この三つ編みがどうなるか楽しみです。

ビーカーを三つ編みの間にセットすると
意外にも安定感があり、結果、大成功!

バスケットも組み合わせる
立体感が出て良いことを伝えると、
それも採用されました。

レモンの使い方についてですが、
貴子先生は固定の仕方がわからなかったようです。

私には普通のことだったので
良い勉強です。

そこで、レモンをフラワーアレンジに入れる際には、
割り箸を使って固定することをお教えしました。
割り箸の細い方を斜めにハサミでカットして尖らせ、
レモンに刺すだけです。

先生はこの方法に驚かれ、
特に割り箸がハサミで簡単に切れることに
感心されていました。

日本で割り箸が豊富でよかったと思いました。

9. 完成と貴子先生の反応

セットの段階ではどんなものが出来上がるのか
想像がつきませんでしたが、
最初にトルコキキョウを入れると途端にエレガントになりました。

貴子先生も完成形を想像できなかったようで、
楽しみながら少しずつお花を足していかれました。

没頭されているため、
いつものようにゴミ箱に茎や葉を入れるのが面倒になり、
新聞紙を広げてお花屋さんのように進めていきます。

おそらく、今後もこのスタイルで進められるでしょう。

お忙しい貴子先生、
前日は岐阜出張から戻ったばかりなのに、
1時間以上立ちっぱなしで制作され、
全く疲れを見せず楽しそうに作業されました。

最後には「今日はラフィアがポイントです。
これをベースにして藁で編んだようなイメージを作り、
こんな感じでレモンを乗せたりしました」と、
動画でコメントしていただきました。

レッスンが終わると、
「楽しかった!満足!こんなに自由にできるって、
もう普通のレッスンには行けません!」
と言っていただき、

私も本当に嬉しかったです。

完成した作品は、
ウェディングのメインテーブルや
ウィンドウディスプレイでも素晴らしい効果を発揮することでしょう。

インスタ映え間違いなしのアレンジが完成しました!

10. まとめ

今回のジェーン・パッカーをテーマにしたレッスンでは、
フラワーデザインの自由さと
創造性の大切さを改めて実感しました。

貴子先生が自由にインスピレーションを発揮し、
私もそれに柔軟に対応することで、
素晴らしい作品が生まれました。

ラフィアや三つ編み、ビーカー、
そしてレモンを使ったアレンジは、
見た目にも立体感があり、
エレガントさを引き立てる要素が満載です。

特に、フルーツを使ったアレンジは香りでも楽しませることができ、
特別なイベントの装飾にぴったりです。

また、レモンの固定に割り箸を使うという
技術的な工夫も、
フラワーデザインの柔軟さと実用性を示す良い例でした。

貴子先生の「こんなに自由にできるレッスンは他にない!」
というお言葉に、
私も深く共感し、
これからもより自由で創造的なレッスンを
提供していきたいと強く感じました。

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