国分寺にある「都寿司」に行ってきました。
今回は、コンサルの先生方に連れて行っていただき、
「宮内庁御用達」
とのご紹介でした。
その一言だけで、
どれほど特別な体験が待っているのかと
ワクワクしました。
予約できるのは早くて7ヶ月先だそうです。
時々、そう言うところがありますよね。
以前、私もそう言うお寿司屋さんに行って
2年後だか3年後の予約をしました。
しかし、それだけ日にちが経つと
もういきたくなかったのでキャンセルすると、
お寿司屋さん自体も事情が変わっていて、
あの時の板前さんは体を壊して他の方が営業しているそう。
しかも違う場所で。
それって、もはや違うお寿司屋さんですよね。
都寿司さんはどんなところでしょう!
ーーーーーーー
1、奥沢から国分寺への道中
2、都寿司の第一印象
3、特別なカウンターと板前さんの物語
4、お飲み物と写真撮影のルール
5、寿司屋のマナーと板前さんの教え
6、絶品のおつまみと握り寿司
7、デザート代わりの卵焼きとお水のエピソード
8、特別な体験のまとめ
9、国分寺・都寿司の検索案内
ーーーーーーー
1、奥沢から国分寺への道中
ラッシュアワーの時間帯に、
奥沢から国分寺への移動は少し大変でした。
Yahoo!マップで調べると1時間ちょっと。
そんなに遠くないみたいですが、
慣れない乗り換え。
人混みの中を歩くのはすごく
下手です。
なんとか新宿まで辿り着けばあとは一本。
しかし、電車が妙にゆっくり走ったりして、
到着時間がどんどん遅れていくのには焦りました。
焦るのが嫌なので
どこに行くにも
普段は、15分前より早く到着するように
心がけていますが、
この日は5分遅れてしまい、
到着するとまず「ごめんなさい」とお詫びしました。
実は、私が6年間通った学校へは
この国分寺からバスでした。
その上、大好きだった祖父母の家も
国分寺にあったので
幼少の頃から
何度も何度も言った場所。
実家は立川でしたので
すぐそばです。
しかし、数十年ぶりの国分寺には
驚き!
跡形もなく都会に変身していたのです。
2、都寿司の第一印象
参加メンバーは、
パン教室の先生でもある教子先生と
オーケストラの指揮者であるご主人、
すごくないですか?
こんな職業の方には初めてお会いしました。
前日に息子に話すと
「うわー怖そう!」と言ってましたが
全くそんな事なく、お優しく楽しい方。
マニアックなお菓子教室の先生でもある若葉先生、
発酵食材の先生でもある瑠美子先生、
そして私の5人です。
いかにも美食家の集まり。
雨の中、タクシーの列に並び、住所を伝えると
「お寿司やさんですか?」
と尋ねられるほど有名な都寿司へ向かいました。
到着すると、普通の住宅街の一軒家にあり、
少し古めかしい昔ながらのお宅に驚きました。
当然看板などなく、本当にフツーのお宅。
3、特別なカウンターと板前さんの物語
玄関を開けると、
携帯撮影禁止やカウンターに持ち込み禁止の
看板があり、
洗面所で手を洗うように促されました。
中に入ると、大きな黒いカウンターがあり、
その背後には暖簾がかかり、
調理場が見えました。
ディスプレイ棚には大量のワインの瓶が並び、
安心感を覚えましたが、
全て一旦抜いたコルクが刺さっているのが不思議。
「このカウンターは皇居のカウンターと全く同じ寸法で作ったんです。」
と板前さんが教えてくれました。
皇居でお寿司を握っていたという62歳の板前さんの話に感動し、
私たち5人で貸切状態のカウンターでの特別な体験が始まりました。
座席は8席ほどあるのですが1日1組ということかもしれません。
4、お飲み物と写真撮影のルール
ここからは、全て、板前さんの主導。
お飲み物は、日本酒かビールが選べるとのことで、
日本酒をお願いしました。
なぜワインと言われない?
また、教子先生のご主人が
「今日も、写真はダメですよね?」と尋ねてくださると、
「撮るだけなら良いです。私は映さないでください。恥ずかしいから。」
と板前さん。
さらに、「お料理だけネットに載せてもよろしいのですか?」
と尋ねると、
すかさず、奥様が「ダメです。取材も一切断っています。」
とのこと。
私たちは、自分たちで楽しむために写真を撮ることにしました。
5、寿司屋のマナーと板前さんの教え
お酒が出ると、私たちは
酔った時のお話で盛り上がる
すると割って入った
板前さんが
「寿司屋のマナーをご存知ですか?」
と尋ねてきました。
寿司屋のお客さんを千鳥足にしてはいけないというルールがあり、
板前さんも若い頃にお客様を千鳥足に
してしまって、
隅田川に投げ込まれたことがあるそうです。
それでも、お客様が3度そのようなことがあれば
丁寧にお断りして
いわゆる出禁になるらしい。
寿司屋は社交の場であり、
乱れてはならないという教えに、
「玄関を出るまではしっかりと頑張りましょう!」
と言う私の冗談に、
「玄関までお見送りしますから!」
と、言われたので
「ではその先まで頑張ります!」
と言う私。笑
6、絶品のおつまみと握り寿司
おつまみが始まると、板前さんの丁寧な説明と共に、
知っている食材が、
違った味で、品がよくふわっと香るようなおいしさ。
教子先生のご主人は「おっいしー!おっいしー」
と、叫んでいました。笑
教子先生は
「この人、美味しいもの食べると泣くんです。」
ですって!
ちなみに、ぶりはぶりを取る同じ漁師さんに仕入れをお願いしているそう。
季節で味が変わるけれど、いつも同じ人。
ぶりが暴れてぶつかったりすると
すぐに血管が切れるんですって
そんなことがないよう、
丁寧に釣ってくれる人にお願いしているとか。
下処理ももちろん素晴らしいのでしょうが、
全く鰤の臭みがなくて
あんなぶりは初めて食べました。
終盤に
握りに入る前に、
「箸と手、どちらで召し上がりますか?
これは流儀がないのでどちらでもいいです。」
と聞かれる。
どうやら、手と箸で握り方が変わるそう。
「女性に恥をかかせるわけにはいきません。」ですって。
お米の粒がポロッと落ちて恥をかかせないためのものらしい。
食材によって、醤油やご飯の温かさも変わるそう。
私だけ、お箸で頂いたのですが、
確かにお米が一粒もこぼれません。
それから、私に
「お客様はお箸を持つときに人差し指に力が入りますね。」
と言われる。そこも考えてらっしゃる。
教子先生は前歯と八重歯で噛むそう。
私は奥歯で噛むと。??
全て、おつまみの時に見られている。
その噛み方によっても違うそう。
わさびの位置も変えているとか。
天皇の料理番、恐るべし!
食材によって醤油やご飯の温かさが変わる上、
お箸か手によって握り方が違う
という細やかな気配りに驚かされました。
7、デザート代わりの卵焼きと少食のエピソード
最後は、ふわふわの卵焼きがデザート代わりに出されました。
私が少食なのは、まあまあ有名
教子先生に
「すごい!朋子さん、全部食べられたのね!」
と言われると、
「事前に伺っていた
少食の方はこちらのお客様だと思ったので、
少し、みなさんと変えました。」
とは?
量は変えていないのですが、
握り方!こおでも握り方を変えていた!
切り方もお刺身を少し波打って切ったと
言われます。
何がどうなっているの?
そしたら私が完食!
すごいわ!
8、特別な体験と最後にすごいエピソード
この夜は、
天皇の料理番からマナーを教えていただき、
天皇と同じ食べ物を味わうという
初めての経験となりました。
もう一つすごいエピソード
同じ状態で握るために
毎日、手にやすりをかけて
皮膚の厚さを均一にしているんですって!!
買い物に出ても、重いペットボトルなど
一切持たずに
全部、奥様が持つらしい。
毎年、レーザーで手のシミも取ると!!
とにかく驚きの連続!
#宮内庁御用達
#都寿司体験
#美食の旅
#特別な夜
#国分寺グルメ
#寿司の極み