お勧めグリーンシリーズ

今まで、春・夏・秋と書いてきましたので
最後は、冬とちょっと変わったものをご紹介
します。

毎日のように、インバウンドの旅の様子が
テレビで報じられていて
楽しく見ていますが、
今朝は、オーストラリアから
来日のオーストラリア人家族。

「日本の木はオーストラリアと全然種類が違います。
オーストラリアは四季によって
木の様子が変わりませんし。」

と、お話しされていました。

そうですよね。

逆に、よく書きますが、
オーストラリアの植物は、
本当に興味深いです。

日本にも、「ネイティブフラワー」
という種類で沢山入っています。

ちょっと高いのは
輸入だから?
と思っていましたが、
オーストラリアの市場で
見た時には同じぐらいの感覚でした。
やはり、高級なんでしょうかね。

では、見ていきましょう。

1、 冬に使うグリーン

冬は静寂とワクワクが漂う季節で、
フラワーアレンジメントにもその特別な雰囲気を
取り入れることができます。
今回は、冬に特におすすめのグリーンである「ユーカリ」、「ブルーアイス」、そして「孔雀ヒバ」についてご紹介します。

・ユーカリ
ユーカリといえば、コアラのご飯。
実は600種類もあるそうで、そのうち
コアラが食べるのは12種類だそうです。

私たちが目にしているユーカリも
ほんの一部すぎますね。

一番一般的なのが、グニユーカリ
普通にアレンジメントに使えるのですが
購入するときに、ちゃんとてっぺんまで
しっかりしているのか、
確かめてください。
触って、フニャフニャだと
水揚げができません。

使い方のポイント

香りを楽しむ:ユーカリの爽やかな香りは、
冬のアレンジメントに清涼感をもたらします。
特に、室内に飾るアレンジメントに取り入れることで、
リフレッシュ効果が期待できます。

色のコントラストを作る:銀青色の葉は、
他の濃い緑色のグリーンや鮮やかな
冬の花々とのコントラストを作りやすく、
デザインに深みを加えます。

ドライフラワーとしても利用:ユーカリはドライにしても
形や香りを保つため、
ドライフラワーアレンジメントにも最適です。
長期間飾ることができ、冬の間ずっと楽しめます。

・ブルーアイス (Cupressus arizonica var. glabra ‘Blue Ice’)

ユーカリ同様に魅力的な色合いですね。
最近では、価格も落ち着いていて
手に入りやすいです。
リースやスワッグに大胆に使っても素敵です。
ヤニが手につく時には
アルコール除菌ジェルで簡単に落ちます。
何故かは謎です。

使い方のポイント

特別感を演出:ブルーアイスのクールな色合いは、
冬の季節感を強調するのに最高です。
特に、少しくすんだグリーンのモミやヒムロスギと組み合わせると
それだけでウインターシーズンが
盛り上がります。

ベースとして:ブルーアイスの淡い色合いは、
鮮やかな色の花々を引き立てるための背景としても優秀です。
特に、冬の花と組み合わせると、美しいコントラストが生まれます。

・孔雀ヒバ (Chamaecyparis pisifera ‘Filifera Aurea’)

孔雀ヒバは、ザ・ウインターという感じです。
手頃に簡単に手に入って、オアシスカバーにもリースにも
なんでも使えます。
このところの暑さで、最近は夏も使用しています。
とても丈夫ですので。

使い方のポイント

温かみを演出:その鮮やかな緑色は、冬の寒さの中でも温かみを感じさせる効果があります。特に、ゴールドや赤の装飾と組み合わせることで、温かみのある華やかなアレンジメントを作ることができます。

耐久性を活かす:孔雀ヒバは非常に耐久性が高いため、長期間楽しむことができます。特に、クリスマスや年末年始の装飾としても最適です。

まとめ

冬に使うグリーンとして、「ユーカリ」、「ブルーアイス」、そして「孔雀ヒバ」は、それぞれ独自の魅力と特徴を持っています。これらのグリーンを取り入れることで、冬らしいクールで洗練されたフラワーアレンジメントを楽しむことができます。自然の美しさと季節感を取り入れたデザインで、冬の訪れを感じさせるアレンジメントを作ってみてください。

 

2、特別に変わったグリーン

フラワーアレンジメントに個性とユニークさを加えるためには、
特別に変わったグリーンを取り入れることが効果的です。
今回は、「ビスマルキア」、「グレビリア」そして「銀葉グミ」という、他にはない魅力を持つグリーンについてご紹介します。

・ビスマルキア (Bismarckia nobilis)

 ビスマルキアは、マダガスカル西部および北部に固有のヤシ科の
顕花植物で、開けた草原で生育します。
その銀青色の大きな葉が特徴で、
他にはないユニークな存在感を持っています。
ビスマルキアの葉は非常に丈夫で、アレンジメントに強さと独特の美しさをもたらします。
扇のように畳めるので、運搬もそれほど大変ではありません。

使い方のポイント

エキゾチックな雰囲気を演出:ビスマルキアの葉を使うことで、
アレンジメントにエキゾチックな雰囲気を加えることができます。
特に、トロピカルなテーマのイベントに最適です。

大きな葉を活かす:その大きな葉をメインに使って、
アレンジメントに大胆なデザインを作ることができます。
シンプルな花材と組み合わせて、
葉の美しさを引き立てることができます。

・グレビリア (Grevillea)

グレビリアは、細長い葉と独特の形状が特徴のオーストラリア原産の植物です。葉は細かく切れ込みがあり、
アレンジメントに繊細さとエキゾチックな雰囲気を加えます。
グレビリアは非常に耐久性が高く、フレッシュな状態でもドライになっても美しさを保ちます。ちょっと、フレッシュなのかドライなのか
区別がつかない感じもあります。

使い方のポイント

 

エキゾチックなデザインに:グレビリアの細長い葉を使って、
アレンジメントにエキゾチックな雰囲気を加えることができます。
特に、トロピカルな花材と組み合わせることで、
ユニークなデザインが楽しめます。

動きを加える:細かい葉の形状を活かして、
アレンジメントに動きを加えることができます。
特に、風に揺れるような軽やかなデザインを作る際に効果的です。

・銀葉グミ (Elaeagnus)

グミの枝は、裏側がシルバー色を帯びた美しい葉が特徴の植物です。
表側は濃い緑色で、
シルバーの裏側とのコントラストがとても魅力的です。
このユニークな色合いと質感は、
アレンジメントに独特の美しさを加えるため、
特に注目されます。
グミの枝は丈夫で、耐久性が高く、
長持ちするため、フレッシュでもドライでも利用できます。

使い方のポイント

色のコントラスト:グミの枝のシルバーと緑のコントラストを活かして、アレンジメントに動きと深みを加えることができます。
特に、明るい色の花材と組み合わせることで、
色の対比が際立ちます。

バランス:シルバーの裏側の葉は、
他の植物にはない特別な質感を持っています。
このテクスチャーを活かして、
アレンジメントに多様性と興味深さを加えることができます。

ドライフラワーアレンジメント:グミの枝はドライにしても
美しさを保つため、
ドライフラワーアレンジメントにも最適です。
長期間飾ることができるため、季節を問わず楽しめます。

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3回にわたって、グリーンのご紹介をしてきました。
脇役と思いがちですが
グリーンの助けなしで、
素敵なアレンジを完成することは
難しいです。
まだまだ、色々なグリーンとの
出会いとそこから湧き出すインスピレーションが
楽しみですね。
また、いつかグリーン特集をしたいと
思います。

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