前回のブログでは、手術前までのことを書きました。
今回は、手術当日から術後、今8日目です。
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1、手術当日の朝
2、手術内容
3、いよいよ手術
4、帰宅
5、一般的な術後の注意と回復の様子
6、術後1日と1週間後の検査
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1、手術当日
当日の朝、8:40分にお迎えの車が来ました。
なんだかすごい高級車。
世田谷の私の自宅から、戸塚まで40分。
連休の中日でした第三京浜はいつものように空いていて
スイスイと40分ほどで到着。
到着すると、また、いろいろと検査です。
「コンタクトはいつからはずしましたか?」
1週間前からと答えましたが、
なるべくな感じでした。笑
「確認のため、今日はどちらの目の手術ですか?」
両目です。と答えます。
安心のために、片目ずつ手術を受ける方が
いらっしゃるそうですが、
失敗するわけないし、何度も
こんなに時間を取られるのは嫌なので
両目一緒に手術を希望。
2、手術内容
多焦点眼内レンズを挿入する手術は、レーザー手術を含むいくつかの方法で行われることがあります。レーザーを使用した白内障手術では、より正確で、より少ない合併症で治療が行えるという利点があります。以下に、レーザーによる多焦点眼内レンズ挿入手術の一般的な流れを説明します。
1. 前準備
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前検査: 手術前には、詳細な眼の測定と検査が行われます。これには眼球のサイズ、角膜の厚さ、眼の内部構造を測定する検査が含まれます。これらのデータは、手術で使用するレーザーの設定に必要です。
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麻酔: 手術中の不快感を避けるため、局所麻酔が行われます。多くの場合、点眼麻酔が使用され、患者は意識がありながら手術を受けます。
2. レーザーによる手術
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レーザー切開: フェムト秒レーザーを使用して、非常に精密な切開を角膜上に行います。このレーザーは、白内障を取り除くためのカプセルを開くのにも使用されます。
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白内障の乳化と吸引: レーザーで軟化した白内障は、超音波の手法を用いて細かく砕かれ、吸引されます。
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レンズの挿入: 自然の水晶体を取り除いた後、折りたたまれた多焦点眼内レンズを挿入します。このレンズは眼内で展開し、必要な位置に固定されます。
3. 手術後のケア
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手術直後のケア: 手術後は短時間で回復室に移り、目の保護としてシールドが装着されます。
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家での注意: 手術当日は、眼をこすったり、重いものを持ち上げたりすることが禁止されます。また、数日間は水が眼に入らないように注意が必要です。
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フォローアップ: 手術後は数回にわたり眼科医の診察が必要です。これにより、眼の回復状態が確認され、必要に応じて追加の治療が行われます。
このレーザー手術は、従来の手術法に比べて正確さが向上し、回復も早くなるため、多くの患者に選ばれています。しかし、手術を受ける前には、医師とじっくりと話し合い、自分の健康状態や期待に合った方法を選択することが重要です。
3、いよいよ手術
検査の後は麻酔用の目薬を刺します。
しばらく待って、手術室。
リクライニングシートに座るまで、何度か
目薬をします。
看護師さんや医師は冷静にサクサクと進めていき、
不安になる暇もないです。
(院長先生は、もう手術はしないそうでお若い先生)
レーザーの機会が目に近づくと、3点の光の方を見ていてください。
眩しいですよーー。
など、いくつかの指示と宇宙船に乗っているような光景。
ぐるぐると光が近づいたり、
切られている感じがあったり
一瞬目が見えなくなったりと
未来のアトラクション?
全く痛くはないのですが、
気味が悪いです。
ほんの数分です。
ぼんやりと視界は見えます。
次に、別のリクライニングシートへ歩いて移動。
また、機械が近づきます。
今度は、目にレンズを入れる作業。
これは、気持ちが悪い。
痛いというほどではないのですが、
眼球が押されている感じ。
途中、
「順調ですよー」
の声かけに安心。
両目で20分ほどの時間で手術完了です。
途中、バシャバシャと消毒液や
目薬をかけられるので
顔がすごいことに。
拭いてもらいましたが
まだ残っています。
4、帰宅
この透明な眼帯をつけたまま、
また、自宅へ送っていただました。
ぼやけていますが、
そっと、自分で歩くことができます。
自宅についても、
ぼやけたままでよく見えません。
TVや読書禁止とありましたが
禁止というより見えません。
ぼやぼやした目のままで、
食べる気にもならないし、
やる事もないから、
すごく早く寝ました。
5、一般的な術後の注意と回復の様子
多焦点眼内レンズ(IOL)は、白内障の手術後に使用されるレンズの一種で、遠くと近くの両方を見ることができるように設計されています。これにより、多くの患者さんが眼鏡やコンタクトレンズなしで日常生活を送ることが可能になります。以下、多焦点眼内レンズの挿入後の注意点、回復の様子、制限事項、そしてレンズに慣れるコツについて詳しく説明します。
術後の注意
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感染予防: 手術後は眼が感染しやすくなるため、医師の指示に従って抗生物質の点眼薬を定期的に使用します。
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眼の保護: 最初の数週間は、眼を保護するために夜間に保護眼鏡を着用することが推奨されることがあります。
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避けるべき活動: 重い物を持ち上げる、激しい運動をするなど、眼圧を急激に上げる活動は避ける必要があります。
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定期的な検診: 術後は定期的に眼科医の検診を受け、視力の変化や合併症の有無を確認します。
回復の様子
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視力の改善: 多くの場合、手術後数日で視力が改善し始めますが、最終的な視力が安定するまでには数週間から数ヶ月かかることがあります。
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光のぼけやハロー: 多焦点レンズを使用すると、特に夜間に光のぼけやハローが見えることがあります。これは時間が経つにつれて減少することが多いです。
制限事項
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適応期間: 初期の数週間から数ヶ月は、新しい視界に慣れるための適応期間が必要です。
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細かい作業: 細かい作業をする際には、追加の読書用眼鏡が必要になることがあります。
レンズに慣れるコツ
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多くの光を使う: 室内での読書や作業をする際は、十分な光を確保します。
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目を休める: 長時間の読書やスクリーン作業の後は、目を休めるために休憩を取りましょう。
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患者教育: 眼科医や視能訓練士から、新しいレンズに最適な使い方を学びましょう。
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時間をかける: 新しい視界に完全に慣れるまでには時間がかかります。焦らず、徐々に慣れていくことが重要です。