フラワーアレンジメントは、
古代から貴族や王室の間で愛されてきました。
この伝統は、現代の王室でも受け継がれており、
公式行事や私生活で豊かな色彩と形、
そして香りを通じて、その美しさが讃えられています。

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1、象徴性と伝統

2、季節の花を用いるこだわり

3、マートルの伝統

4、マートルエッセンシャルオイル

5、技術の粋

6、王室で愛されるフラワーアレンジメント

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マートルの花は、小さく白い美しい花を咲かせ、見た目だけでなくその意味合いも含め、結婚式のブーケに適しています。また、ヴィクトリア女王以来、このマートルを使用したブーケから新しい苗を育て、王室の結婚式ごとにその伝統を受け継いでいるという美しい話もあります。これにより、マートルは単なる植物以上の、深い愛と繋がりの象徴となっているのです。

日本では
ギンコウバイやギンバイカと言います。
私も、ギンンコウバイは切花として
時々買います。
あの香りは、スパイシーで柔らかく
とても良い香り。
ですが、花が咲いたものは
切花市場に出ていない気がします。
気づかない、もしくは儚すぎて
手が伸びないのかもしれません。

4、マートルエッセンシャルオイル
マートルの葉や若い枝から蒸留して抽出されるオイルで、清潔感のある、さわやかで甘い香りが特徴です。古代から様々な文化で薬用や芳香用として使用されてきました。

鼻に抜けるさわやかなマートルやユーカリのハーブの香り。
スーッとしたクリアな香りが春先におすすめです。
気分転換をしたい時にも。
●主な使用精油:マートル、ユーカリ・グロブルス、レモン

マートルエッセンシャルオイルの利点

  • 呼吸器系のサポート: マートルオイルは、咳や風邪、気管支炎などの呼吸器系の問題を緩和するのに役立つとされています。

  • リラックス効果: ストレスや不安を和らげ、心を落ち着かせる作用があると言われています。そのため、リラクゼーションや睡眠の質の向上にも利用されることがあります。

  • 抗菌・抗真菌作用: 天然の抗菌・抗真菌性を持つため、空気の清浄化や、皮膚の問題に対しても有用とされます。

  • 皮膚の健康: 皮膚のトーンを整え、清潔に保つ効果があるため、スキンケア製品にも利用されます。

使用上の注意

マートルエッセンシャルオイルは一般的に安全とされていますが、使用前にパッチテストを行い、肌に異常がないことを確認することが重要です。また、妊娠中や授乳中の女性、小さな子供がいる場合は、使用前に専門家の意見を求めることが推奨されます。エッセンシャルオイルは非常に濃縮されているため、適切な希釈が必要であり、直接肌に塗布する前にキャリアオイル(ホホバオイル、アーモンドオイルなど)で薄めることが一般的です。

マートルエッセンシャルオイルは、その独特な香りと多様な利点により、アロマセラピーで人気のある選択肢の一つです。自宅でのリラクゼーション、スキンケアルーチン、または空気の清浄化において、その恩恵を享受することができるでしょう。

5、技術の粋
 王室専属のフローリストが、高度な技術とセンスを駆使して作り上げるアレンジメントは、見る者を魅了します。

wedding decoration in a church with foreground flowers

 

6、王室で愛されるフラワーアレンジメント

ウェディングや王室の行事で使用される

フラワーアレンジメントは、世界中で注目されます。

キャサリン・ミドルトンやメーガン・マークルのブーケに用いられた花々は、伝統と個人の好みが反映されたデザインです。

       シンプルでエレガントなデザイン

  • 王室のウェディングブーケは、一般的にシンプルでエレガントなデザインが好まれます。派手さよりも、花の自然な美しさや意味合いを重視し、ブーケが花嫁のドレスや全体の装いを引き立てるように作られます。

       花嫁がブーケを寄贈するしきたり

  • ウェディング後、花嫁が自身のブーケをウェストミンスター寺院の無名戦士の墓に捧げるのは、イギリス王室の特別な伝統です。これは、戦争で亡くなった兵士たちを追悼し、敬意を表するためのしきたりであり、1923年にエリザベス女王(当時はヨーク公爵夫人)が始めたとされています。

       国花の使用

  • イギリス王室のウェディングでは、イギリス(特にイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)の国花がブーケや装飾に使用されることがあります。これにより、統一された王国への敬意と、各地域の文化への賛美が示されます。

  パーソナライゼーション

  • 近年の王室の結婚式では、花嫁の個人的な好みやストーリーが反映されたフラワーアレンジメントが見られます。

これらのマナーやしきたりは、イギリス王室のウェディングをただの華やかなイベントではなく、深い伝統と文化が息づく、意味深いものにしています。花を通じて伝えられる愛と尊敬のメッセージは、見る者に大きな感動を与えるのです。

イギリスのロイヤルウエディングで
活躍した、フラワーアーチスト

7、近年のロイヤルウェディングのフローリスト

  • フィリッパ・クラドック:ハリー王子とメーガン・マークルの結婚式(2018年)でフラワーアレンジメントを手がけました。彼女は持続可能な方法で花を調達し、セントジョージ礼拝堂とウィンザー城でのレセプションを飾りました。

  • シェーン・コノリー:ウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式(2011年)でフローリストを務めました。彼はイギリスの季節の花を使用し、ウェストミンスター寺院の自然な美を引き立てるデザインを作り上げました。

  • ポール・トーマス:チャールズ皇太子とカミラ・パーカー・ボウルズの結婚式(2005年)で花を担当しました。彼の作品はエレガントで洗練されており、特に注目を集めました。

これらのフローリストは、それぞれのロイヤルウェディングで注目されたプロフェッショナルです。
ロイヤルウェディングのフラワーアレンジメントは、
各時代や結婚式ごとに異なるスタイルやテーマを持ち、
それを表現するために選ばれたフローリストやデザイナーに
よって特色が決まります。
これらのアーティストたちは、王室の重要なイベントを彩る重要な役割を果たしています。

そして、忘れてはならないジェーンパッカーさんについては
また、次回ご説明します。

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